Permalink : http://id.nii.ac.jp/1648/00011903/
承認の国際法
利用統計を見る
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
タイトル(英) | Emmanuelle TOURME-JOUANNET: Le droit international de la reconnaissance |
---|---|
アイテムタイプ | 紀要論文 / Departmental Bulletin Paper |
言語 | 日本語 |
キーワード |
文化多様性, 文化的権利, 歴史的被害の救済, 文化的アイデンティティ, 少数者の権利, ダーバン会議, ユネスコ(国連教育科学文化機関), ナンシー・フレイザー, アクセル・ホネット, チャールズ・テイラー |
タイトル(ヨミ) |
ショウニンノコクサイホウ
|
著者 |
トゥルム=ジュアネ エマニュエル
/ トゥルム=ジュアネ エマニュエル
久保庭 慧 / クボニワ サトシ |
著者別名(英) |
Emmanuelle TOURME-JOUANNET
Satoshi KUBONIWA |
抄録 |
冷戦終結以降,「承認の国際法(droit international de la reconnaissance)」と呼ばれる新しい国際法分野が生じつつある。これは,承認のパラダイムと呼ばれる,文化やアイデンティティに関わる新しい欲求の出現を反映したものである。すなわち,個人,人民,少数者,一定の諸国などの主体は,平等でありつつも差異あるものとして,自らのアイデンティティが承認されることを欲しているのである。本稿では,以上のような背景を前提としつつ,こうした文化やアイデンティティに関わる欲求が「承認の国際法」として結実するに至るまでの歴史的ないし学説的な文脈が概観され,その上で同法を構成する三つの主要領域(文化多様性に関わる法,諸権利を通じた承認,歴史的損害に対する補償)の内容が具体的に論じられる。そして最後に,この承認の国際法という新たな法分野が惹起する困難と問いについて批判的な検討が展開される。
|
雑誌名 | 比較法雑誌 |
巻 | 52 |
号 | 3 |
ページ | 107 - 151 |
発行年 | 2018-12-30 |
出版者 |
日本比較法研究所
|
ISSN |
0010-4116
|
権利 |
この資料の著作権は、資料の著作者または学校法人中央大学に帰属します。著作権法が定める私的利用・引用を超える使用を希望される場合には、掲載誌発行部局へお問い合わせください。
|
フォーマット |
application/pdf
|
著者版フラグ | none |