@article{oai:chuo-u.repo.nii.ac.jp:00011917, author = {ポリメノポーロ, エレニ and 高崎, 理子}, issue = {3}, journal = {比較法雑誌}, month = {Dec}, note = {21世紀の国際社会において,文化に関する議論が拡大したことは,文化的諸権利の強化に影響を与え,それらの正当性を高めるものであった。地域レベルと国際レベルの両方で,大幅な進展がみられた。とはいえ,すべての先端が開かれたわけではない。国際司法裁判所は,判例法の中で,明示的に文化的権利に焦点をあてたことは一度もない。国際司法裁判所にとって,その多文化的な構成にもかかわらず,文化に関する問題を審査するのは非常に難しいことである。しかし,最近の国際司法裁判所判決には,文化に対する敏感な理解を要する若干の傾向が現れ始めている。本論文は,この傾向が文化的権利の保護だけでなく,先住民族の生存および生活と同様,人間や文化の多様性維持に有益であるとの見解を述べるものである。国際司法裁判所が,同裁判所規程第36条および第60条の下で,文化を法的問題として扱うことは,世界的に緊急に求められる平和の必要性に照らせば,国際紛争を解決する上で裁判所の従うべき有益な方針となるであろう。}, pages = {75--105}, title = {ICJ判例法における文化的権利}, volume = {52}, year = {2018}, yomi = {ポリメノポーロ, エレニ and タカサキ, マサコ} }