@article{oai:chuo-u.repo.nii.ac.jp:00012781, author = {山梨, 光貴}, issue = {4}, journal = {比較法雑誌}, month = {Mar}, note = {application/pdf, 再犯防止対策が重要な政策課題となっているわが国では, 「人はなぜ犯罪をやめるのか」を「問題」として設定し, それに対する「解答」を得ようとする離脱研究に関心が高まっている。しかし, そもそも, 離脱とはいかなる「状態」を指すのか, という離脱の定義に関しては, 説得的な見解が示されてるとはいいがたい。本稿は, 離脱の定義問題に取り掛かるための足掛かりとして, 離脱研究の「問題」と「解答」の構図の輪郭(離脱という「問題」がなぜ, そして, どのようにして「問題」とされたのか。そして, それに対する「解答」は, どのように整理されるものであるのか。)を明確にするものである。その作業は, 英米において先行する離脱に関する議論を整理することが中心となるが, その作業を通して, 「人はなぜ犯罪を行うのか」, あるいは, 「人はなぜ犯罪を行わないのか」を問題してきた伝統的な犯罪学理論において, 離脱, あるいは, 犯罪をしない「状態」がどのように扱われてきたのか, そのような伝統的な犯罪学理論の視点にはどのような限界があったのか, 離脱研究が, どのようにしてその限界を克服し, 新たな「解答」を提示してきたのかが確認されることとなる。}, pages = {257--276}, title = {離脱研究の「問題」と「解答」の構図}, volume = {53}, year = {2020}, yomi = {ヤマナシ, コウキ} }