@article{oai:chuo-u.repo.nii.ac.jp:00013525, author = {中野, 学而}, journal = {人文研紀要}, month = {Sep}, note = {application/pdf, アメリカの短編小説家レイモンド・カーヴァーの名編「ディスタンス」を精読し,これまで本格的に考察されてきたことのなかった,登場人物の一人カール・サザーランドが作品全体に及ぼす意味を考える。亡き父の友人だったカールは,語り手にとっての代理の父のような存在である。そのようなカールとの鳥撃ちの約束を断った瞬間を,親族や故郷とのつながりのなかに生きる存在のあり方を捨て,アメリカ人として典型的な個人としての存在のあり方を選んだトラウマ的瞬間と作家がとらえていることを示すことで,カーヴァーから見たアメリカ人の生き方の問題点を探る。}, pages = {311--343}, title = {「あの朝,まさにあの朝,二人は踊った」―レイモンド・カーヴァー「ディスタンス」論―}, volume = {98}, year = {2021}, yomi = {ナカノ, ガクジ} }