@article{oai:chuo-u.repo.nii.ac.jp:00013965, author = {野口, 貴公美}, issue = {11-12}, journal = {法学新報}, month = {Mar}, note = {application/pdf, 公文書管理制度の特徴は、通例、五つの軸に沿って説明される。  第一の軸は、「統一的な文書管理の仕組みが構築された」ことである。第二の軸は、「移管制度の改善」である。従前は、公文書館に移管すべき資料がおもうように移管されず、省庁内で保存され続けたり、廃棄されてしまったり、散逸してしまったりという問題がある場合もあることが指摘されていた。これを改善するため、「レコードスケジュール」という新たな仕組みを設けることを通じて、適切な移管をはかるための工夫が講じられることとなった。第三の軸は、「文書管理をチェックする仕組みを導入した」ことである。これは、内閣総理大臣を文書管理の司令塔として位置づけたという公文書管理法の特徴に相応するものである。第四の軸は、「外部有識者・専門家の知見を活用する」ということである。第五の軸は、「特定歴史公文書等の利用促進」である。  本稿は、右記のように整理されている公文書管理法制度を、「行政的な見方」というフィルターを通すと、どのように見えてくるのかについて考察するものである。}, pages = {389--406}, title = {公文書管理制度の「行政法的な見方」について}, volume = {123}, year = {2017}, yomi = {ノグチ, キクミ} }