@article{oai:chuo-u.repo.nii.ac.jp:00015965, author = {井上, 弘貴}, issue = {1-2}, journal = {法学新報}, month = {Apr}, note = {application/pdf, ドナルド・トランプがヒラリー・クリントンを制して決着した二〇一六年のアメリカ大統領選挙において、多くの保守の知識人たちが反トランプを表明した一方、トランプ支持に立った保守の知識人たちも他方には存在した。そうした親トランプの論陣を張ったのは、主に西海岸シュトラウス学派と呼ばれる知識人たちであった。本稿は、西海岸シュトラウス学派のトランプ支持の論拠を考察するに先立って、かれらの師であり、レオ・シュトラウスの高弟として知られるハリー・V・ジャファについて、とくにかれの社会的保守としての側面を明らかにした。そのうえで本稿は、マイケル・アントンことプブリウス・デキウス・ムス、ならびにチャールズ・R・ケスラーというふたりのジャファの弟子によるトランプ支持の論拠を検討した。この検討によって明らかになったことは、自然/本性による道徳の基礎づけを否定するリベラリズムの終極形態、つまりポリティカル・コレクトネスをくいとめる存在として、トランプは支持されなければならなかったということであり、かれらのポリティカル・コレクトネス批判は、リベラルなエリートが主導する行政国家批判と結びついているということである。}, pages = {33--58}, title = {トランプをめぐるアメリカ保守主義の現在 : 旗幟を鮮明にする西海岸シュトラウス学派}, volume = {124}, year = {2017}, yomi = {イノウエ, ヒロタカ} }