@article{oai:chuo-u.repo.nii.ac.jp:00017809, author = {新田, 孝行}, journal = {人文研紀要}, month = {Sep}, note = {application/pdf, あるインタヴューでジャン=クロード・ビエットは,批評家としては一義的な関心の対象である演出が自ら映画を監督する際は二次的な問題になったと述べている。ヌーヴェル・ヴァーグ以後の批評における特権的な価値基準だった演出よりも重要になったのは俳優と人物(役柄)の関係だった。俳優が役を演じることを嫌ったロッセリーニやブレッソン,ゴダールらに対し,ビエットは,パゾリーニとともに,誰もが日常生活でつねにすでに演じているという前提から出発し,その「ドラマ性」を映画に取り込んだ。彼は親しい仲間でもある俳優を観察し,私的な会話での発言を台詞として採用して役を当て書きした。こうした撮影以前の段階が擬似的な演技指導の役割を果たすことで,ビエットの映画では俳優本人の過去の生が人物に反映され,映画内の物語に先行する時間が表現される。}, pages = {61--85}, title = {「ドラマ性」の記録―ジャン=クロード・ビエットの擬演技指導―}, volume = {101}, year = {2022}, yomi = {ニッタ, タカユキ} }