@article{oai:chuo-u.repo.nii.ac.jp:00017810, author = {里麻, 静夫}, journal = {人文研紀要}, month = {Sep}, note = {application/pdf, 英国オーガスタン期の詩人ポープが愚人と見なす者達を攻撃する風刺詩にとっての直近の伝統がどのようなものであるかを探るという大枠の中で,『国事詩集』第1 巻「政治」部門収録作品の一部を対象にして,主に17世紀後半英国風刺詩の展開を考察する。『国事詩集』第1 巻の前書き及び序文のポイントを筆者の見解を交えつつ紹介した後に,ロバート・ワイルドの『北風の道』とエドマンド・ウォラーの『画家への指示』について検討する。これらは風刺詩ではなくて王政復古体制を称賛する詩であるが,新体制を理想視するあまりに現実から乖離した内容になっており,詩としての価値も低い。『画家への指示』は英国最初の画家詩であり,第2 次イギリス・オランダ戦争における英海軍の活躍を描いたりする。ワイルドは露骨に追従的な体制擁護に従事しているので,それに対する反発として,反体制派・野党側が画家詩のパロディーによる風刺を盛んに行うようになる。その最初の作品である『画家への第二の助言』(部分的にアンドルー・マーヴェル作と見なす)は英海軍の失態や一部廷臣の悪徳等を風刺の対象としている。この詩の巧みな点とそうでもない点を特定したりする。}, pages = {87--124}, title = {『国事詩集』第1 巻「政治」部門( 1 )}, volume = {101}, year = {2022}, yomi = {サトマ, シズオ} }