@article{oai:chuo-u.repo.nii.ac.jp:00017842, author = {西川, 広平}, journal = {人文研紀要}, month = {Sep}, note = {application/pdf, 中世の武士団研究では、鎌倉期に新たに東国地域で地頭職を取得し、所領経営に携わった御家人について、これまで十分に考察されていない。そこで本稿では、武蔵国多西郡由井郷の地頭であった天野氏を対象として、所領の伝領に影響を及ぼした御家人間のネットワークを考察した。この結果、天野氏は武蔵国の支配権をめぐる各勢力の競合関係を背景に、義盛と横山時兼一族、および天野政景と三浦和田氏出身の由井尼覚円との縁戚関係を介して結ばれた由井氏との所縁を踏まえて由井郷地頭職を取得したこと、また、由井郷は横河郷と由井本郷に分割相続され、前者は後家尼の一期料を経て景経に相続された一方、後者は是心・景茂という叔母・甥の世代の段階で分割相続による問題が内在しており、それが次世代の是勝・顕茂・景広の兄弟間による所領をめぐる相論として表面化したことを指摘した。}, pages = {111--138}, title = {鎌倉御家人天野氏と武蔵国由井郷}, volume = {103}, year = {2022}, yomi = {ニシカワ, コウヘイ} }