@article{oai:chuo-u.repo.nii.ac.jp:00017846, author = {北, 彰}, journal = {人文研紀要}, month = {Sep}, note = {application/pdf, 一九五五年刊行の詩集『閾から閾へ』、また一九五九年刊行の詩集『言語という格子』は、「灰色の言葉」へ向かって歩むツェランの足跡である。時代を見据え、当時の思想潮流に深く掉さし、認識と実存的投企に深くこだわりながら、詩の「新しい」表現を模索した先にあったのが「灰色の言葉」だった。本稿では詩集『閾から閾へ』のみを扱い、詩「斧と戯れて」「一粒の砂」「夜のとばり」「ブドウ園労働者たち」「ポール・エリュアール追悼」「シボレート」について論じている。ツェランが多用する言葉のうち「石」を特に取り上げ詳しく考察している。また彼の詩の特徴を指摘すると共に、彼の詩に時に強く現れる政治性についても論じている。ツェランの詩を「秘教的であり閉じられている」と見るのか、「ひらかれている」と見るのか検討すると共に、彼が現代詩の中に持ち込んだ「新しさ」についても論じている。}, pages = {231--278}, title = {パウル・ツェラン――「灰色の言葉」へ Ⅱ}, volume = {103}, year = {2022}, yomi = {キタ, アキラ} }