@article{oai:chuo-u.repo.nii.ac.jp:02000382, author = {山城,雅江 and ヤマシロ,マサエ and YAMASHIRO,Masae}, journal = {人文研紀要}, month = {Sep}, note = {application/pdf, 本稿は1960年代におけるアフリカ系アメリカ人と星条旗の関係を,同時代の政治・運動状況を検討しながら,いくつかの報道写真や美術作品とともに考察するものである。奴隷制が廃止された後も依然として隷属状態を強いられたアフリカ系アメリカ人にとって星条旗は積極的関係を結べるものではなく,むしろ人種差別的なシステムを象徴するものであったが,公民権運動やブラック・ナショナリズムといった解放闘争が活発化する1960年代には星条旗の意味が変化・錯綜するようになっていく。本稿では,60年代前半と後半のそれぞれの人種差別撤廃闘争をめぐる諸状況で,アフリカ系アメリカ人が星条旗にどのようにアプローチしたのか,また同時代の政治状況によってどのように変化したのかを見ていく。星条旗をめぐる戦後のシンボリックな文化政治を明らかにし,星条旗イメージを含んだ報道写真や美術作品に浮き彫りになるアフリカ系アメリカ人のヴィジュアルな格闘・交渉を考察する。}, pages = {73--100}, title = {1960年代におけるアフリカ系アメリカ人と星条旗}, volume = {105}, year = {2023} }