@article{oai:chuo-u.repo.nii.ac.jp:02000420, author = {新井,利英 and アライ,トシヒデ and ARAI,Toshihide}, issue = {55}, journal = {経済研究所年報}, month = {Oct}, note = {application/pdf, 本稿では,日米の発電用ガスタービン(GT:Gas Turbine)技術の発達方向を比較検討し,1990年代に世界トップ水準に達したとされる日本の発電用GT技術の発達における特質を明らかにする。  従来の研究では,発電用GTの用途を曖昧にしたまま論じる傾向にあったため,GTを製造する企業間競争が,あたかも同一市場で行われているように捉えられていた。しかし,発電用GTは用途と市場が細分化しており,GT技術の発達方向もその市場の要求によって方向が分岐している。しかも,その傾向は日本市場とアメリカ市場で顕著である。  日本電力市場は,一貫して大手電力会社による大規模集中的な電力供給体制が維持されてきたため,日本のGTはそれに適した大容量化・高効率化を追求した。それに対し,アメリカ電力市場では,電力自由化を契機にして地域分散的な電力市場が拡大し,それに適した小型GTの発達も促された。このように日米の発電用GTの発達方向は,両国の電力市場の特徴に規定されたことが明らかにされる。}, pages = {377--394}, title = {ガスタービン技術の発達と日米電力市場の特質}, year = {2023} }