@article{oai:chuo-u.repo.nii.ac.jp:02000503, author = {坂口,滉季 and サカグチ,ヒロキ and SAKAGUCHI,Hiroki}, issue = {5-6}, journal = {法学新報}, month = {Dec}, note = {application/pdf, 近年の地球軌道上での人工衛星・スペースデブリの増加によって,軌道上空間の混雑化が進んでいる。これは,軌道上に到達した物体が地上へと戻る大気圏再突入の増加を招き,ひいては地上被害の可能性を高めると考えられる。本論文は再突入してきた宇宙物体について,再突入物体の増加の背景にある宇宙空間の混雑化の問題を検討した上で,①どのような宇宙物体の再突入が地上にとっての脅威となるのか,②これまでに宇宙物体の再突入が地上にどのような被害を及ぼし,その際にどのような措置が取られてきたのか,③地上への脅威となりうる宇宙物体の再突入について,どのような政策的・法的な対処の枠組みがあるのか,を明らかにしようと試みた。  幾つかの重要と思われる実例を検討した上での結論として,①再突入によって地上被害をもたらす可能性がある宇宙物体は,大質量宇宙物体,高毒性宇宙物体,高耐久宇宙物体に分類できること,②宇宙物体の再突入に対して予防措置,監視と迎撃措置,損害賠償措置などの措置が取られてきたこと,③これらの措置がそれぞれ問題を抱えながらも,宇宙物体の再突入に対する対処の枠組みを構成していること,を明らかにした。}, pages = {231--254}, title = {宇宙物体の大気圏再突入と地上被害に対処する法的・政治的枠組みについて}, volume = {128}, year = {2021} }