@article{oai:chuo-u.repo.nii.ac.jp:02000521, author = {高橋,徹 and タカハシ,トオル and TAKAHASHI,Toru}, issue = {7-8}, journal = {法学新報}, month = {Feb}, note = {application/pdf, 第二次大戦期以降のサイバネティクス,コミュニケーション(通信)理論の発展を背景として,コミュニケーションは,社会科学の中心テーマの一つとして浮上している。C・シャノンの通信理論を解説したW・ウィーバーは,コミュニケーションをきわめて広い意味で捉え,人間の行為全般を捉える射程を示している。1970年頃にはH・フォン・フェルスターらによってサイバネティクスに再帰的な観察の視点が導入され,コミュニケーション的な関係をモデルとして構想する枠組みが形成されている。  社会学においては1950年代にT・パーソンズが自我と他我の行為選択が相互に依存していることを示し,これを社会関係の基底的条件とする体系的な理論を構築した。1980年代になるとそれを独自の再定式化によって引き継いだN・ルーマンが社会学的コミュニケーション論を展開した。本稿では,こうした研究史をふまえて1990年代に行われたフォン・フェルスターとルーマンによる理論的な対話を振り返り,両者がコミュニケーションという事態をどのように捉えたかを示すとともに,コミュニケーションというテーマが今日的な状況において内包する課題について考察を行う。}, pages = {455--479}, title = {コミュニケーションの回帰性をめぐって : ルーマン・コロキウム再訪}, volume = {128}, year = {2022} }