@article{oai:chuo-u.repo.nii.ac.jp:02000523, author = {暉峻,僚三 and テルオカ,リョウゾウ and TERUOKA,Ryozo}, issue = {7-8}, journal = {法学新報}, month = {Feb}, note = {application/pdf, 本稿は,排他的な民族主義が噴出した典型の,旧ユーゴスラビア崩壊をコソボ紛争を中心に概観するとともに,筆者がコソボで実施した多民族融和プロジェクトのの試みを紹介しながら,民族意識に代わる・または民族意識のオプションとなるアイデンティティを探るものである。  多民族国家だった旧ユーゴは,80年代初めまでは,東欧の奇跡とも呼ばれる経済成長と繁栄を享受していたが,ティトーの死や,経済状況の悪化に伴い,凄惨な民族紛争を伴う連邦崩壊へと突き進んだ。  セルビア共和国の自治州であったコソボは,凄惨な民族紛争を経て,国連暫定統治を経て,2008年にセルビアからの独立を宣言した。  凄惨な民族紛争の記憶が色濃く残る,コソボにおいて,筆者は民族融和を促進することを目的としたプロジェクトを 2年間実施した。  結果,プロジェクトへの参加者の他民族に対する意識には大きな変化がみられた。かつて争ったアルバニア系住民とセルビア系住民を主とするプロジェクトへの参加者は,民族というアイデンティティ以外にも,地域住民としてのアイデンティティ,ジェンダーアイデンティティなど,様々な「我々」を重層的に意識することで,民族以外の連帯感を作り出した。}, pages = {513--552}, title = {コソボ紛争と多民族融和事業から見る平和建設のためのアイデンティティシフト}, volume = {128}, year = {2022} }