@article{oai:chuo-u.repo.nii.ac.jp:02000530, author = {山田,昌弘 and ヤマダ,マサヒロ and YAMADA,Masahiro}, issue = {7-8}, journal = {法学新報}, month = {Feb}, note = {application/pdf, 廣岡守穂先生は,学者として超一流だけでなく,男女平等に向けての社会活動に指導的役割を果たしてこられた数少ない男性のお一人である。にもかかわらず,世界経済フォーラムの男女平等度が156カ国中121位(2020年)であるように,日本の男女共同参画の進み具合は,大変遅い。とりわけ,政治経済の分野で女性の活躍度が低く,男性の家庭への参加度も低いままである。  その原因の一つは,職場における制度,慣習にある。労働者の裏に家事専業者が存在している事を前提に,長時間労働などが一般的に行われている。また,職場において正規─非正規,総合職─一般職など身分制度が根強く存在している事が,女性の活躍を幅忌んでいる。また,家庭においても,従来の性別役割分業に基づく税制,社会保障制度,配偶者選択意識が根強く残っている。更に,全般的に変化を嫌う日本人の心性が大きな変化を妨げている。このような制度や慣習を思い切って変革することがなければ,日本社会の発展は見込めない事態となっている。}, pages = {779--793}, title = {日本の男女共同参画はなぜ「のろい」のか}, volume = {128}, year = {2022} }