@article{oai:chuo-u.repo.nii.ac.jp:02000599, author = {飯嶋,佑美 and イイジマ,ユミ and IIJIMA,Yumi}, issue = {9}, journal = {法学新報}, month = {Mar}, note = {application/pdf, 環境問題への取り組みに関し,中国に対する評価はここ数年で大きく変化しており,再生可能エネルギーや電気自動車などの領域においても世界をリードする国に成長してきている。民主主義国家が気候変動問題等の差し迫った環境危機に有効に対処できなかった一方,中国が環境問題への対応で成果を上げるにつれて,民主主義国家が採用する手法とは異なる権威主義的な環境ガバナンスに関心が集まっている。本稿では,民主主義体制の環境ガバナンスにおける優位性を前提とした環境民主主義の議論を批判する形で登場した環境権威主義について整理を行い,その代表的事例である中国の環境対策が政策決定者の専門性の高さやトップダウン式の意思決定の速度,リソースの動員力などの環境権威主義的な優位な特徴を有しながらも,政策実施の面での困難などの問題点があることを示した。そして,中国が実際に環境問題の対応において頻繁に採用している「キャンペーン形式のガバナンス」と呼称される権威主義的な統治手法の概念やその手法が採用される背景と実態について検討した。}, pages = {29--59}, title = {中国の環境ガバナンス : 環境権威主義とキャンペーン形式の執行に関する検討}, volume = {128}, year = {2022} }