@article{oai:chuo-u.repo.nii.ac.jp:02000601, author = {今井,宏平 and イマイ,コウヘイ and IMAI,Kohei}, issue = {9}, journal = {法学新報}, month = {Mar}, note = {application/pdf, 近年,比較政治学において権威主義化の研究が進んでいるが,その中に権威主義は模倣され,学習され,拡散されるという主張がある。トルコは近年,中国やロシアと良好な関係を築いているが,これらのいわゆる権威主義諸国との関係は,トルコの権威主義化に影響を及ぼしているのだろうか。本稿はこの問いについて,最近のトルコと中国の関係に絞り,とりわけ国民の意識について世論調査の結果を踏まえて検証を試みた。  検証の結果,トルコと中国との関係は商業的に重要だが,少なくとも国民の認識では,中国がトルコに権威主義を拡散しているとは言えないことが明らかになった。トルコ国民は近隣諸国や欧米諸国とは異なり,中国にシンパシーも敵意も有しておらず,むしろどのような国か理解していない回答者が多かった。また,トルコ国民は中国の体制を必ずしも権威主義とあるとは考えておらず,両国関係にとって大きな障壁となっているウイグル問題に関するトルコ国民の関心も想定していたよりも低かった。}, pages = {87--106}, title = {権威主義の拡散に対するトルコ国民の反応 : トルコと中国の関係を事例として}, volume = {128}, year = {2022} }