@article{oai:chuo-u.repo.nii.ac.jp:02000605, author = {坂口,滉季 and サカグチ,ヒロキ and SAKAGUCHI,Hiroki}, issue = {9}, journal = {法学新報}, month = {Mar}, note = {application/pdf, 本論文は,スペースデブリ問題を宇宙の環境問題と捉え,環境政治学の観点から検討を行うための予備的考察として,宇宙空間の法的・政治的性質をデブリ問題との関連から検討し,デブリ問題がどのような性質を持つのか,を明らかにする。  本論文ではまず,より広範な問題としての「宇宙の混雑化」の問題を概観し,その具体的な状況と歴史的な経緯,政治的・法的な状態を検討する。次に,宇宙空間の物理的特性と宇宙開発の歴史的経緯から,宇宙環境問題を考える上で考慮するべき,宇宙空間の法的・政治的な特性を明らかにする。最後に,デブリ問題の状況と宇宙空間の法的・政治的な特性を踏まえた上で,デブリ問題がどのような性質を持つのか,を明らかにする。  結論として,デブリ問題を環境問題として捉える上で考慮するべき特有の性質として,問題を発生させた主体と直接的に被害を受ける主体との一致,被害の偏り,物的な損害,問題の自己増殖性,人命・生態系への影響の不在,レジーム・ガバナンスの不在,安全保障問題の強い影響などがあることが明らかとなった。}, pages = {185--214}, title = {宇宙環境問題としてのスペースデブリ問題 : 法的・政治的環境からの予備的考察}, volume = {128}, year = {2022} }