@article{oai:chuo-u.repo.nii.ac.jp:02000628, author = {佐々木,亮 and ササキ,リョウ and SASAKI,Ryo}, issue = {10}, journal = {法学新報}, month = {Mar}, note = {application/pdf, 本稿は,国際人権法における補完性原則(principle of subsidiarity)が,人権条約の解釈上,いかなる意義を有するかを考察することを目的とする。特に,人権と基本的自由の保護のための条約(ヨーロッパ人権条約)と,同条約に近い内容を持つ市民的及び政治的権利に関する国際規約(自由権規約)を例として,ヨーロッパ人権裁判所と自由権規約委員会において,条約締約国が有する条約解釈上の裁量権の尊重と,普遍的な人権基準の実現という要請が,どのように調整されているのかを検討する。  国際人権法は,全ての人間の尊厳や自由を普遍的に保障するという要請と,人間の文化の多様性を尊重するという要請を内包しており,人権条約の解釈は,両者の緊張関係の下で,その均衡点を見出すことでもある。本稿では,人権条約上の非差別・平等規定の解釈に関わる事例を参照しながら「各国間の多元性(pluralism)を容認しつつ普遍的な立憲的価値を目指す」うえで,補完性原則が担う役割を明らかにする。}, pages = {285--299}, title = {国際人権法上の補完性原則と条約実施における国家裁量の統制 : 非差別・平等の解釈におけるヨーロッパ人権裁判所と自由権規約委員会の異同}, volume = {128}, year = {2022} }