@article{oai:chuo-u.repo.nii.ac.jp:02000630, author = {佐藤,信行 and サトウ,ノブユキ and SATO,Nobuyuki}, issue = {10}, journal = {法学新報}, month = {Mar}, note = {application/pdf, 2018年10月17日,カナダで大麻法が施行され,一定の規制下で,目的を問わずに大麻使用,所持,栽培等が合法化された。医療用大麻使用を合法とする国や地域は少なくないが,目的を限定せず,結果として娯楽目的での大麻使用等も合法としたのは世界で 2ヶ国目であったことから,この大麻「合法化」政策は,日本を含む諸外国から驚きと関心をもって迎えられた。  しかし,同法の規定と立法経緯を検討すると,このカナダの新政策は,日本と同様に大麻を違法薬物として禁止してきた従来の施策が実効的でなく,若者が容易にアクセスできる違法大麻市場が形成されてきたことや,医療用大麻を必要とする人々に対する例外制度が機能不全を起こし,カナダ最高裁判所による違憲判断すら下されていたこと,さらに,刑事司法への過度の負担が生じていたこと等を背景とするものであって,大麻「合法化」と単純化するべきものではなく,むしろ大麻「規制重点化」と考えるべきものといえる。  本稿は,同法の主要条文を訳出すると共に,その立法の背景を分析し,日本を含む多くの国の共通した課題である大麻規制に係る,カナダ的アプローチを検討するものである。}, pages = {323--351}, title = {カナダにおける大麻「合法化」}, volume = {128}, year = {2022} }