@article{oai:chuo-u.repo.nii.ac.jp:02000643, author = {FALCK-REYES,Melba and ファルック-レイエス,メルバ}, issue = {10}, journal = {法学新報}, month = {Mar}, note = {本稿の目的は,墨日経済連携協定(2005年締結)の下での日本とメキシコ間の15年間に渡る戦略的関係の理解を深めることである。そのための枠組みとして本稿では,生産細分化理論(fragmentation of production theory)を用いて,両国が如何にこの経済協力関係から利益を得ているかを分析する。対象としてメキシコの国際貿易・投資の主要部門である自動車分野をとりあげ,地域的な生産ネットワーク形成における日本の直接対外投資の役割を分析した。その結果,日本からの直接投資は,メキシコが北米から得る貿易黒字の増加,東アジアとの間の貿易赤字の増加に重要な役割を果たしていることが明らかとなった。メキシコで操業する日本の企業は,国内,地域および国際市場を対象とするその販売と調達に関する意思決定において,ネットワーク化された投資パターンを示している。進出した日本企業がバヒオ地区(Bajio Region)とメキシコ北部で強化した生産拠点の集積は,その受け手となった諸州に,その経済の国際化,雇用の創出,メキシコの中小企業のそれら生産チェーンへの参加の強化を通じて利益をもたらした。墨日協力はメキシコ国内の供給企業と人材の育成における重要な要因であった。他方で,生産拠点のメキシコへの移転によって日本は,国内における長期的な景気停滞と人口の老齢化問題克服の途を部分的にではあれ見出した。}, pages = {619--651}, title = {Mexico-Japan Economic Alliance from a Global Perspective : Sharing Prosperity}, volume = {128}, year = {2022} }