@article{oai:chuo-u.repo.nii.ac.jp:02000700, author = {坂口,滉季 and サカグチ,ヒロキ and SAKAGUCHI,Hiroki}, issue = {1-2}, journal = {法学新報}, month = {Aug}, note = {application/pdf, 軌道上で人工衛星等の宇宙物体を意図的かつ物理的に破壊する行為は,宇宙物体の意図的破壊(Intentional Destruction:ID)と呼ばれている。本論文はIDに対する,国際宇宙法による規制を妨げる要因は何かを検討する。まず,スペースデブリ問題を概観した後に,21世紀に入って以降のIDの具体的な事例を検討しながらIDの実像を明らかにする。その上で,現在行われているIDへの規制(宇宙条約及び2種のスペースデブリ低減ガイドライン)と,新たな規制の動き(欧州の行動規範案,中露のPPWT案)とを検討し,IDの規制に対する合意を妨げる要因を明らかにする。結果として,軍民両用性と転用可能性によるキネティックな対衛星兵器の定義の難しさ,各国がIDを行う上で有意義な高度とIDの規制に適する高度との重複,各国の安全保障能力の宇宙システムの依存の度合いの非対称性,IDを行う手段の検証の難しさの違い,ID技術・能力の拡散と主要宇宙開発国間の政治的対立などの諸要因が,IDに対する法的規制への合意を妨げていることが明らかとなった。}, pages = {257--281}, title = {宇宙物体の意図的破壊に対する法的規制 : 合意形成を妨げる要因の分析}, volume = {129}, year = {2022} }