@article{oai:chuo-u.repo.nii.ac.jp:02000709, author = {青木,裕子 and アオキ,ヒロコ and AOKI,Hiroko}, issue = {3-4}, journal = {法学新報}, month = {Sep}, note = {application/pdf, 本稿の目的は,人々が共通に持つ判断力という意味でのコモン・センス概念の系譜に対するヴィーコの貢献を検討し,ヴィーコの思想と雄レトリック弁術において同概念が果たしている重要な役割─道徳的,教育的役割および文明社会論的な役割─を明らかにすることにある。これにより,プラグマティズムの思想が,スコットランドのコモン・センス哲学の影響下で,「コモン・センス概念のセンスス・コムニス系譜」上にあることについての新たな知見を得ることを期している。陪審員制度に見られるように,人々のコモン・センスに信頼を寄せ発展してきた米国のリベラル・デモクラシーの思想的支柱を探る中で,米国固有の思想としてプラグマティズムに着目しているからである。キケロ以来育まれてきた雄術とコモン・センス概念の関係性の中で,ヴィーコが提示した直観的な社会的分別,共同体の中の道徳的規範としてのセンスス・コムニスは,スコットランド啓蒙の文明社会論のような大きな視座を持つヴィーコの社会構想の鍵概念となっていた。}, pages = {1--23}, title = {ジャンバッティスタ・ヴィーコにおける雄弁術とセンスス・コムニス概念 : 共同体の道徳的規範としてのコモン・センスとその文明社会論的意義}, volume = {129}, year = {2022} }