@article{oai:chuo-u.repo.nii.ac.jp:02000719, author = {菅原,彬州 and スガワラ,モリクニ and SUGAWARA,Morikuni}, issue = {5}, journal = {法学新報}, month = {Nov}, note = {application/pdf, 尾去沢銅山事件とは,明治初期に発生した,山城屋和助事件と同じく疑獄事件と言われている事件である。  その概要は,幕末期に南部盛岡藩屈指の豪商であった村井茂兵衛が,戊辰戦争の結果としての同藩の減封・転封による外債問題に絡んで,その所有する尾去沢銅山を大蔵省に没収され,没収に関係した大蔵大輔井上馨等大蔵省官吏の刑事責任が問われたというものである。  この尾去沢銅山事件は,封建領主制から神権的絶対天皇制への転換という特殊日本の変動期に発生したという点で特異な性格をもつ事件であるとともに,司法権が行政権からの自立・独立を図ろうとした近代の立憲主義的三権分立制への胎動を示す事件でもあった。  本論は,政治史の視点から,公的第1次史料に依拠して,もう一度この事件の再構成を図るという意図から,事件の実相を明らかにしようというものである。}, pages = {111--149}, title = {尾去沢銅山事件(二)}, volume = {129}, year = {2022} }