@article{oai:chuo-u.repo.nii.ac.jp:02000749, author = {四方,光 and シカタ,コウ and SHIKATA,Ko}, issue = {6-7}, journal = {法学新報}, month = {Mar}, note = {application/pdf, 企業犯罪の原因と対策については多角的な検討が可能であるが,本稿では,特に企業文化に注目して企業犯罪の実態と対策について検討する。過去の主要な企業犯罪において犯罪発生の背景として企業文化の問題が指摘されることが多く,また,経営者や従業員だけでなく企業という法人に対して人々が倫理的非難の感情を持つのは,そのような犯罪に容認的な価値観を含む企業文化を醸成し,それに従って不適切な組織的意思決定と企業活動が行われたからであると考えられるからである。  そこで本稿は,企業犯罪について,我が国における過去の主要な事例において企業文化が果たした意義,企業犯罪に関する犯罪学の諸学説,企業文化に対する諸学問の説明を概観した上で,企業組織を複雑系システム論にいう「自己組織性システム」として,企業文化を自己組織性の担い手である「パラダイム」として把握し,社会安全政策論の立場から法人処罰の在り方を含め企業犯罪の効果的な制御方策について論じるものである。}, pages = {623--663}, title = {複雑系としての企業犯罪 : 法人の「人格」としての企業文化}, volume = {129}, year = {2023} }