@article{oai:chuo-u.repo.nii.ac.jp:00006007, author = {橋本, 由美子}, journal = {人文研紀要}, month = {Oct}, note = {application/pdf, 『弁神論』の締めくくりにおかれたセクストゥス・タルクィヌスの物語をとりあげて考察する。ライプニッツは「仮定的必然性」という言葉で自由を説明しようとする。世界に宿命や完全な必然性はないが,生じることは「確実」である。神はそれを決定しているが,われわれはそれを自由に行っている。こうした説明では,どうみても自由があるとは思われない。そこで,このような窮屈な自由が発生する根源として,「不共可能性」というライプニッツの概念を考察する。この概念は自由を代償としながら,世界をこれ以上ないほど詳細に説明可能にする,というライプニッツ独自のものである。そのうえで,セクストゥスの物語は,この不共可能性をべつの視点からいわばアレゴリー的に汲みつくすものであることを示したいと思う}, pages = {1--18}, title = {「セクストゥス」という形象}, volume = {77}, year = {2013}, yomi = {ハシモト, ユミコ} }