WEKO3
アイテム
会計が対象とする「実態」とは?-実在論にもとづく応用研究-
https://chuo-u.repo.nii.ac.jp/records/6757
https://chuo-u.repo.nii.ac.jp/records/6757c8526ae6-c234-40da-945d-e9a105d972da
名前 / ファイル | ライセンス | アクション |
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Item type | 紀要論文 / Departmental Bulletin Paper(1) | |||||||||
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公開日 | 2015-04-03 | |||||||||
タイトル | ||||||||||
タイトル | 会計が対象とする「実態」とは?-実在論にもとづく応用研究- | |||||||||
タイトル | ||||||||||
タイトル | What is the Substance of Objects for Accounting?-The Method of Applied Science Based on Realism- | |||||||||
言語 | en | |||||||||
言語 | ||||||||||
言語 | jpn | |||||||||
キーワード | ||||||||||
主題Scheme | Other | |||||||||
主題 | 会計対象としての実態 | |||||||||
キーワード | ||||||||||
主題Scheme | Other | |||||||||
主題 | 実在論と観念論 | |||||||||
キーワード | ||||||||||
主題Scheme | Other | |||||||||
主題 | 世界3 | |||||||||
キーワード | ||||||||||
主題Scheme | Other | |||||||||
主題 | 進化論的認識論 | |||||||||
キーワード | ||||||||||
主題Scheme | Other | |||||||||
主題 | 応用研究の方法論 | |||||||||
資源タイプ | ||||||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_6501 | |||||||||
資源タイプ | departmental bulletin paper | |||||||||
著者 |
冨塚, 嘉一
× 冨塚, 嘉一
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著者別名 | ||||||||||
識別子Scheme | WEKO | |||||||||
識別子 | 29299 | |||||||||
姓名 | TOMIZUKA, Yoshikazu | |||||||||
抄録 | ||||||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||||||
内容記述 | 会計はビジネスの言語と言われており、したがって、この言語がビジネスの実態を描写するというのは、いわば当たり前のことである。しかし、会計によって表現される実態とは何か、そもそも実態を想定することに意味はあるのか、という根本的な問いかけも可能である。 まずは哲学的な立場としての実在論の意義を確認する。実在論自体は形而上学の立場なので、経験的に検証することはできないが、経験的裏付けをもつ進化論にもとづく認識論から導くことはできるので、いわば間接的に論証可能ではある。あくまで仮説としての実在論であるが、科学的探求においては、知識と実在との相互作用あるいはフィードバックが重要な役割を果たし、ここに実在論の意義がある。 社会科学の対象である社会的事象(概念、知識、制度あるいは規範など)は、K. Popperの意味での世界3の住人としての実在性そして自律性を備えていると解される。進化論的認識論によれば、自律的に進化する複製子あるいは相互作用子としての社会的事象の実在性を想定することができる。 会計領域での実在論の論点は、科学理論とその説明対象である実在(実態)との関係ではなく、表現手段としての会計と、表現対象である企業活動の実態との関係にあり、その意味では、人間言語と実態との関係と同様である。したがって、表現手段の改良をめざす研究は、普遍理論の追求ではなく応用技術の研究であり、実証研究による経験的検証も表現手段としての有用性のテストといえる。 会計が対象とする企業実態を構成する要素は、さまざまな要因に依存するため客観的、一義的に特定するのは困難である。とはいえ、表現手段である会計方法における基礎的概念や原理原則は、それが表現しようとする実態との相互作用あるいはフィードバック・メカニズムを通して、より精緻で整合的な会計基準の体系として進化している。 |
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書誌情報 |
CGSAフォーラム 巻 13, p. 45-59, 発行日 2015-03-01 |
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出版者 | ||||||||||
出版者 | CGSAフォーラム編集委員会 | |||||||||
権利 | ||||||||||
権利情報 | この資料の著作権は、資料の著作者または学校法人中央大学に帰属します。著作権法が定める私的利用・引用を超える使用を希望される場合には、掲載誌発行部局へお問い合わせください。 | |||||||||
フォーマット | ||||||||||
内容記述タイプ | Other | |||||||||
内容記述 | application/pdf | |||||||||
著者版フラグ | ||||||||||
出版タイプ | VoR | |||||||||
出版タイプResource | http://purl.org/coar/version/c_970fb48d4fbd8a85 |