@article{oai:chuo-u.repo.nii.ac.jp:00007273, author = {小林, 謙一}, journal = {人文研紀要}, month = {Oct}, note = {application/pdf, 日本列島縄紋時代の年代を定めていく上で,課題となっている時期のうち,縄紋時代前期末葉から中期初頭の資料として横浜市元町貝塚の土器付着物,同じく中期末~後期初頭の資料として横浜市稲ヶ原遺跡の土器付着物について炭素14年代測定をおこない較正年代を求めた。また,安定同位体比と炭素量・窒素量の比率を検討することで,土器で何を煮炊きしたかなどの調理物・内容物の由来について検討をおこなった。その結果,元町貝塚では海洋リザーバー効果の影響を受けている可能性のある内面付着物が多く,海産物の焦げと考えられるものが多かった。年代は,海洋リザーバーの影響を受けていない試料で3380-3335 cal BC(5330-5285cal BP)に含まれる確率が55.4%で最も高く前期と中期の境の年代であった。稲ヶ原遺跡の付着物は陸生植物と考えられる焦げと捉えられ,年代も加曽利E 式土器終末期と称名寺1 式中段階以降の土器付着物の測定結果から筆者が考えてきた2470 cal BC(4420cal BP)をおおよそ挟み込む較正年代である。今後とも土器編年研究とあわせて年代値の蓄積を計り,時期区分の基準について検討していく必要がある。}, pages = {141--171}, title = {横浜市内出土縄紋土器付着物の炭素14年代測定研究}, volume = {81}, year = {2015}, yomi = {コバヤシ, ケンイチ} }