WEKO3
アイテム
語ることを介した喪失との対峙 ― The Good Soldierにおけるダウアルの語る行為をめぐって―
https://chuo-u.repo.nii.ac.jp/records/7294
https://chuo-u.repo.nii.ac.jp/records/7294bc2c69ed-62f2-4dc7-b905-7f45063c0893
| 名前 / ファイル | ライセンス | アクション |
|---|---|---|
|
|
|
| Item type | 紀要論文 / Departmental Bulletin Paper(1) | |||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 公開日 | 2016-02-17 | |||||||||
| タイトル | ||||||||||
| タイトル | 語ることを介した喪失との対峙 ― The Good Soldierにおけるダウアルの語る行為をめぐって― | |||||||||
| 言語 | ||||||||||
| 言語 | jpn | |||||||||
| キーワード | ||||||||||
| 主題Scheme | Other | |||||||||
| 主題 | 喪失(loss) | |||||||||
| キーワード | ||||||||||
| 主題Scheme | Other | |||||||||
| 主題 | 悲嘆(sorrow) | |||||||||
| キーワード | ||||||||||
| 主題Scheme | Other | |||||||||
| 主題 | 解釈作り(account-making) | |||||||||
| キーワード | ||||||||||
| 主題Scheme | Other | |||||||||
| 主題 | トラウマ(trauma) | |||||||||
| キーワード | ||||||||||
| 主題Scheme | Other | |||||||||
| 主題 | 受容(acceptance) | |||||||||
| 資源タイプ | ||||||||||
| 資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_6501 | |||||||||
| 資源タイプ | departmental bulletin paper | |||||||||
| 著者 |
板谷, 洋一郎
× 板谷, 洋一郎
|
|||||||||
| 著者別名 | ||||||||||
| 識別子Scheme | WEKO | |||||||||
| 識別子 | 31156 | |||||||||
| 姓名 | ITAYA, Yoichiro | |||||||||
| 抄録 | ||||||||||
| 内容記述タイプ | Abstract | |||||||||
| 内容記述 | 本稿は,ジョン・H・ハーヴェイ(John H. Harvey)が深刻な喪失に対峙するための手段として提唱する「解釈作り」の概念に照らしながら,フォード・マドックス・フォード(Ford Madox Ford)作『よき兵士』(The Good Soldier)における語り手ダウアル(Dowell)の語りは,重大な喪失を経験した者が悲嘆に言葉を与え一つの物語にすることで,喪失を生き延びた自分に降りかかった危機に向き合おうとする行為として読めることを論じるものである。ダウアルが,彼が被った喪失の中でも,とりわけエドワード・アシュバーナム(EdwardAshburnham)大尉の喪失に伴う悲嘆に直面しているとし,彼の語る物語を「解釈作り」とみなすうえで,特に焦点をおきたいのは,彼の語りにおける(想像上の)聞き手の存在,彼が語りを通じて立ち戻る精神的麻痺や強迫的回帰といった状態は,喪失を経験した者が「解釈作り」を通じて自己の再構成を試みる過程で経る局面である可能性,そして最終第IV 部第IV 章と第V 章の間に長い語りの空白があることは,再開される語りの内容がダウアルにとって最も精神的負担を伴うことを示唆する点である。 | |||||||||
| 書誌情報 |
人文研紀要 巻 82, p. 29-51, 発行日 2015-10-30 |
|||||||||
| 出版者 | ||||||||||
| 出版者 | 中央大学人文科学研究所 | |||||||||
| ISSN | ||||||||||
| 収録物識別子タイプ | ISSN | |||||||||
| 収録物識別子 | 0287-3877 | |||||||||
| 権利 | ||||||||||
| 権利情報 | この資料の著作権は、資料の著作者または学校法人中央大学に帰属します。著作権法が定める私的利用・引用を超える使用を希望される場合には、掲載誌発行部局へお問い合わせください。 | |||||||||
| フォーマット | ||||||||||
| 内容記述タイプ | Other | |||||||||
| 内容記述 | application/pdf | |||||||||
| 著者版フラグ | ||||||||||
| 出版タイプ | VoR | |||||||||
| 出版タイプResource | http://purl.org/coar/version/c_970fb48d4fbd8a85 | |||||||||