@article{oai:chuo-u.repo.nii.ac.jp:00007472, author = {本間, 修平}, issue = {9・10}, journal = {法学新報}, month = {Mar}, note = {application/pdf, 江戸幕府におかれた役職のひとつである目付の本来の職務は監察であるとされるのであるが、それにも拘わらず、これについての研究はこれまでのところ必ずしも十分なものではなかった。このような状況に鑑み、本稿は、東北大学附属図書館狩野文庫所蔵新見記録を手がかりに、目付が監察官として実際にどのようなことをしていたのかを解明しようとしたものである。本稿では、目付新見長門守が、上野御宮修復工事での経理の不正操作、小普請方と工事業者の癒着、作事奉行・小普請奉行の職務怠慢など、諸役人の非違を厳しく糺察していたことを明らかにした。そればかりではなく、日光御宮修復工事出来栄見分の人選が不適切だと幕閣の決定に対しても異議を唱えていたことを紹介した。同時に、目付の注意・警告が守られなかった事例があることを示し、目付の機能については実例に即して検討される必要があることを指摘した。}, pages = {499--528}, title = {江戸幕府目付の監察について―史料紹介を中心に―}, volume = {121}, year = {2015}, yomi = {ホンマ, シュウヘイ} }