@article{oai:chuo-u.repo.nii.ac.jp:00008285, author = {川越, 泰博}, journal = {人文研紀要}, month = {Sep}, note = {application/pdf, 都を南京から北京へ遷すという一大プロジェクトが進展するさなかに、その当事者である北京行部尚書雒僉が誅殺された。それは、雒僉が、永楽帝が政権の中で信任しているのは燕王府出身の旧臣だけで、決して公至ではないと、永楽帝の人事政策を批判したからである。雒僉の上奏が正鵠を射ているのか否か、それを検討したのが前稿「永楽政権と雒僉事件」であった。前稿を承けて燕王府官から永楽官僚に身分が格上げになった女直人の事例を検討するのが本稿の主旨である。取り上げたわずかな事例をみただけでも、永楽政権に対する批判はきわめて的を射ていた。永楽政権における人的構造の偏りを突かれたことで永楽帝は過剰に反応し、その意を忖度した陳瑛等が雒僉を別件でもって弾劾し、間を置かず誅殺したのである。}, pages = {83--114}, title = {燕王府官から永楽官僚へ―女直人の事例―}, volume = {85}, year = {2016}, yomi = {カワゴエ, ヤスヒロ} }