@article{oai:chuo-u.repo.nii.ac.jp:00008286, author = {荷見, 守義}, journal = {人文研紀要}, month = {Sep}, note = {application/pdf, 明代中国の地方統治は三司制に見られる分割統治を特色とする。しかし、このような不便きわまりない制度が明一代を通して機能したとは思えない。例えば按察司だけで地方監察が果たせなかったがゆえに監察御史の守備範囲が拡がったと考えられるし、都司機能の不十分さが巡撫・総督・提督などの「使職」の権能を拡大させたとも考えられる。つまりは三司制に重層する方向で、制度運用上の変更が重ねられていったものと考えられるのである。本稿では三司の一翼である都司の変遷を明一代を通じて観察してみようとする試みの端緒である。都司は地方の軍政を掌る機関でありながら、早晩、その影は薄くなって行った。都司の機能的役割の時系列的な変化を観察する上で、まず、都司の重要役職にどのような人々が就任していたか、その変遷を明一代を通して見てみたいが、紙幅の関係で、まずは遼東に限って見てみることが本稿の目的である。}, pages = {115--150}, title = {明代都司掌印官の基礎的考察―遼東都司の場合―}, volume = {85}, year = {2016}, yomi = {ハスミ, モリヨシ} }