@article{oai:chuo-u.repo.nii.ac.jp:00008758, author = {平山, 令二}, journal = {人文研紀要}, month = {Sep}, note = {application/pdf, 前回に引き続き,今回も救われた側のユダヤ人の体験記を紹介する。ベルリンで夫とともに地下潜行生活を2 年半あまり送ったイルゼ・レーヴァルトの講演である。彼女は,母親など近親者が強制収容所に全員強制移送されたあと,「地下潜行」を夫とともに決意し,決行する。彼女と夫は,ユダヤ人共同体,共産主義者や社会主義者,自由主義者などの強いネットワークを持っていなかったので,いわば出たとこ勝負的な「地下潜行」であった。しかしながら,地下潜行前の知人たちだけでなく,知人に紹介された見も知らぬベルリン市民たちに支えられ,彼女と夫は長期間にわたる「地下潜行生活」を無事に送って,ドイツの敗戦を迎えることができた。特別なネットワークがなくても生き延びることができた彼女の体験記は,逆にそれだけ多くの普通のベルリン市民が,純粋な人間愛からユダヤ人救済に危険を冒して取り組んでいたことを証明するものである。}, pages = {111--127}, title = {私たちを助けてくれたベルリンっ子たち ―ユダヤ人を救った人々(10)―}, volume = {86}, year = {2017}, yomi = {ヒラヤマ, レイジ} }