@article{oai:chuo-u.repo.nii.ac.jp:00008870, author = {秋吉, 貴雄}, issue = {7・8}, journal = {法学新報}, month = {Jan}, note = {application/pdf, 本稿の目的は、なぜわが国の会計検査制度が他国とは大きく異なる進化の経路をたどったのかということについて、歴史的制度論の観点から分析することである。  会計検査制度の歴史的経緯についての分析から、まず、明治初期の制度選択・制度配置による影響が指摘される。会計検査制度については、複数の選択肢が存在し、その間で模索されていたものの、偶発的なタイミングと政治的事件によって制度が設計された。  そして、制度の決定的転換点となるはずであった第二次世界大戦敗戦後の占領改革での制度選択による影響が指摘される。会計検査院を独立機関とする制度配置の選択と、検査官会議による合議制等の会計検査院内部組織の制度選択から、会計検査制度の経路は大幅には転換されなかった。  さらに予算制度・公会計制度といった他制度からの影響が指摘される。明治期からの予算単年度主義等の原則に第二次世界大戦敗戦後の財政民主主義の諸原則が加わり、予算制度は硬直化し、それが公会計制度にも影響し、従来型会計検査を継続することを加速させた。}, pages = {1--26}, title = {時間のなかの会計検査制度 - 異質な制度進化の歴史分析}, volume = {122}, year = {2016}, yomi = {アキヨシ, タカオ} }