@article{oai:chuo-u.repo.nii.ac.jp:00009109, author = {中澤, 秀雄}, issue = {1・2}, journal = {法学新報}, month = {Jul}, note = {application/pdf, 本稿では、炭鉱労働運動の源流期と終焉期に関してアクセスできるようになった二つの貴重な文書コレクション(夕張市在住の笠嶋一氏が収集した南助松関係資料及び、釧路市教育委員会が管理する太平洋炭鉱資料室所蔵の労組関係文書)と、補足的なオーラルヒストリーに基づき、草創期から終焉期まで一世紀にわたる炭鉱労働運動の歴史的経路と「他でもありえた可能性」を、まさに草創と終焉に位置する二事例を通じて検討した。源流期に位置する南助松の、英国を範とする理想がその後の歴史に継承されなかった不幸な経緯があること、それにも拘わらず最後まで残った炭鉱労働運動としての太平洋炭鉱労組には、南の理想を期せずして引き継いだ面があったこと、等を明らかにできた。二つの資料群の解析と石炭労働運動史の再描画の成果は、すでに私家版として印刷した報告書『南助松伝』(二〇一五)及び二〇一七年度に釧路市教育委員会が発行する『釧路叢書 太平洋炭鉱(下)』において詳細に展開される(た)が、本稿はその予告編とも言うべきものである。}, pages = {49--72}, title = {日本炭鉱労働運動の草創と終焉の再検討──南助松と太平洋炭鉱労組からみる労働政治の「他でもありえた可能性」──}, volume = {123}, year = {2016}, yomi = {ナカザワ, ヒデオ} }