@article{oai:chuo-u.repo.nii.ac.jp:00009291, author = {PUGSLEY, David}, issue = {2}, journal = {比較法雑誌}, month = {Sep}, note = {application/pdf, 533年にユスティニアヌス帝が編纂を命じた学説彙纂(Digesta)は,いわゆるローマ法大全の一部として,ヨーロッパ大陸法の中核を形成してきた。この学説彙纂は,紀元前1世紀から後3世紀にかけて著された法学著作をまとめたものである。これらの法学著作は当時にあって法源として扱われていたが,その数が莫大であり,また写本の真正性に疑念が不可避的に伴うものであったため,その整理が法実務上不可欠であった。ユスティニアヌスによる学説彙纂の編纂はこの難題の解決を目指すものであり,模範とすべき先行的取り組みのない中で行われた事業であったにもかかわらず,この作業は,わずか3年と数ヶ月で完了した。いかにしてかくも短時間の内にこの作業を完了させることができたのかは,謎につつまれている。この謎の解明に関する研究の嚆矢は19世紀初頭のBluhmeであり,以後多くのローマ法学者による研究にもかかわらず,今日なおその全像の解明にはいたってはいない。本稿の著者であるDavid Pugsley氏も,1989年以来学説彙纂の編纂過程に関し多数の著作を発表してきた。本稿は,著者の長年にわたる研究をふまえ,学説彙纂の編纂過程を,引用法を起点とする時系列に沿った形でまとめたものである。}, pages = {1--26}, title = {From the Law of Citations to Justinian's Digest}, volume = {51}, year = {2017} }